はじめてのWien⑤ 恒例・各国自動車連盟美女めぐり オーストリア編


写真撮るためだけに、救援ヘリ大挙集結


・Donnerstag, 03.Apr.2014 8:30(GMT+2)
 ÖAMTC Stützpunkt Schubertring(オーストリア自動車連盟ウイーン・シューベルトリンクオフィス)


 さて、夜が明けて3日目の朝。6時半ごろ目が覚めた。
 去年ニューヨークに行った時と違って「朝の3時から目が覚めて困った」という事も無かった。
 この時は海外旅行が6年ぶりで、しかもはじめてのUSAだったためか異常に興奮していて、出発前から医師に「ちょっと躁鬱の『躁』の方が出てますねえ。精神的に疲弊しないか心配です」と言わしめたのだが、今回は勝手知ったるドイツ語圏(その割には初日からしっぱい続き)で、「驚愕するようなカルチャーショック」は無かった、という事なのかもしれない。

 さて、昨年はドイツ自動車連盟ADACの事を書いた。
 「ドイツらしさの最たるものは『ADACの事故報告書』ナリ」と断言した。
 
後で中身を登場させるけど、表紙はコレ。
 それでマンハッタンの62条にあるAAAのオフィスにも行ってみた。1時間ほど中をウロウロしていくつか土産物を買っただけだが、例えばADACに「救援用の飛行機」があるのと比べると「突き抜けてない」印象を受けて帰ってきた。
 それでも、日本のJAFで地図やカー用品の類を買おうとすると全部通信販売なのに対してAAAは「ショールーム」という「遊び」がある。人件費掛かるけどネ。
 JAFのロードサービスの質は高いと思うけれど、ま、ちょっとそれとこれとは違う話なのだ。

 では、今回初めて入国したオーストリアの場合はどうか。
 出発前に取り敢えずインターネットで下調べしたら、ÖAMTC = Der Österreichische Automobil-, Motorrad- und Touringclub という、なんとも長ったらしい名称で、しかもウムラウトまで付いていて、「エーアーエムテーツェー」と、実に発音しにくい(^^;




 昨日このホテルにチェックインするときはウイーンの詳細な交通事情が分からなかったので、下の地図にある"Dr.Karl Renner Ring"で市電②系統を降りてそこから歩いた。意外と坂がきつくて疲れたが、その坂には市電のレールがあり、ホテルの近くに駅らしいものがあることが判った。
 それで、今日からは、旧市街方向に出かけるのに、その駅を使った。上の地図ではホテルが出発点になってるけど、ホントはその左に小さく見えている「🚋」まで、ちょっとだけ西に歩く。

 
シュティフトガッセStiftgasse停留所

 
系統番号を示す「行灯」。夜に見ると美しい

 地図の「Dr.Karl Renner Ring」で②系統に乗換え。この②系統と①系統が、いわゆるウイーンの旧市街を囲んでいた壁を1857年(って言うから明治元年の11年前)にぶっ壊して造った大通り"Ring"を半円ずつ担当する。昔は大阪環状線の様にRingを一周する系統があったけど、今は観光列車を除いて一周する系統は無い。"Ring"は文字通り「リンク」で、例えばパリで言えば、"Porte(門) ナントカ"を環状に結ぶルートにあたるけど、ウイーンの場合はあんなに大きくない。
 ドイツ・フランス等の都市内交通と同じく、順路でさえあれば(次週、「順路でない」例を示す)乗換は自由。電車の中で切符を買うと€2,20ユーロ、約320円。まだ「72時間フリーきっぷ」は温存。


切符販売機。先に①を押さないとコインを受け付けない

 
€2,20=約320円。結構高い

 
これは昨日買った切符。

# 車内で「昨日、郵便局で5回も書き直しをさせられた」と同乗の女性に恥をさらして笑ってもらう

 
シューベルトリンク駅到着。何とも爽やかな景色

 
目的地到着。黄色はドイツのADACと一緒
 
玄関とショーウィンドー
 
電話120でレスキュー来るまでの間出しておく
 
店内。あかるくて結構広い

 地図、カー用品、それからÖAMTCだけじゃなくてADACなんかもそうやけど「保険」を扱っているのが特徴。
 日本だと地図は本屋、カー用品はオートバックス、保険は保険屋に行くけど、ここは一か所でまとめてポイ。
 「民業圧迫」(?)と言われたりしないのか、余計な心配をしたりする。

 弟が車好きなので、いつも土産をこういう所で選ぶ。
 なんでかと言うと、実は安く上がるのだ。Billiger ist besser!
 今回も、€13,40=2000円かからなかった。ADACやAAAでも同じような行動をしたのでネタが尽きてきた感もあるが、それでも、30分ほど目移りしたのち、4点ほど自分用も含めて購入した。

①「運行日誌」 €5,00  スピードメータ(表紙の下)240km/hのまだ先があるように見える(@_@。
 
ドライブの行先、距離、ガソリン給油等を記録する

エエ格好せんと日本語で書けば?

②車内清掃クロス €5,00
 
マイクロファイバー製。ホコリ等が結構キレイに

③シールはがし €1,50
 スイスは有料道路がある(オーストリアは知らん)ので、ヴィグネッテVignetteというシールを買ってフロントガラスに張る。で、有効期間が過ぎて剥がす時に使うスクレイパー。旧式の髭剃りの様な刃が、何枚か入っている。
 
上がVignette 下は…会員証にも見えるけど…分からん

④入れもの €1,90
 
夜道で光を反射する様になっている

 平日の8時半と言う時間という事もあってか、他の客はほとんどいなかった。
 それで、ゆっくりと商品の説明をしてもらい、雑談した。
 写真は、ザビーネさん。リクエストの仕方が下手なのか、写真に写ってくださいと言うとヤダって仰る方が多いのだが、珍しく収まってくれたので、記念に1枚。



 さて、ココに来たからにはぜひとも訊いておきたいことがあった。
 最初に触れたドイツADACの逸品「事故報告書」に相当する物がオーストリアにもあるのか、という事である。

 シブ  "Gibt es in Österrreich ein ähnliches Unfallberichtformular?"
 ザビーネ"Ja. Dieser hier."

 そう言って出してくれたのが左。持参したADACの(右)と、内容が全くと言っていいほど同じである事に驚いた。
 1枚の報告書用紙に、交通事故の当事者(2者)が、左の青い欄(自動車A)右の黄色い欄(自動車B)に書き込んでいく。
 ちょっと細かいけど、日本語にしてみた。翻訳の品質は一切保証しない(^^;
 (1)事故の日付・時刻
 (2)場所
 (3)負傷者(軽傷含む)の有無
 (4)自動車AB、および自動車以外の物損の有無
 (5)目撃者の氏名・署名・電話
・以降はA・B別々に書く
 (6)被保険者の氏名・所番地・郵便番号・州・電話か電子メール
 (7)自動車 商標・型式・所管・登録地
 (8)保険会社 (…中略…)車両保険の有無
 (9)運転者 氏名・セーネンガッピ・運転免許証の番号・有効期限
 (10)(絵に)衝突した場所をマークする
 (11)目視できる自動車の損傷
・以降は、「青」と「黄」の真ん中の列にあり□にチェックを入れる
 (12)事故の状況 この自動車は
  □1.駐車していた/完全停止
  □2.駐車場にはいなかった
  □3.駐車しようとしていた
  □4.駐車スペースを去っていた
  □5.駐車スペースから出ようとしていた
  □6.ロータリーに入ろうとしていた
  □7.ロータリーの中にいた
  □8.同じ方向・同じレーンで後方から衝突された
  □9.同じ方向・別のレーンで走っていた
  □10.レーンを変更していた
  □11.追い越しをしていた 
  □12.右に曲がっていた
  □13.左に曲がっていた
  □14.バックしていた
  □15.空いていた反対車線に車線変更した
  □16.交差点(事故点)に対して「右から」入った
  □17.優先通行権標識や赤信号を無視した
(13)衝突の状況を図に示せ
(14)あなたの所見
(15)運転者の署名



上:今日貰ったモノ。 
下:2001年にADACハノーファーでもらったモノ

 ドイツ人の車のグローブボックスにはみんなこれが入っていて(ホントのところは分かんないけど)、さらに事故現場でのやり方(二次災害の防止、負傷者保護、保険会社や警察への届け出…)が書いてある。
 日本の場合、事故の「事前」に事故報告書の内容を知らないのと異なり、ドイツでは全国統一の報告フォーマットの内容をドライバーが知っているから、「ナニワ金融道」に描かれているような「警察や保険会社に届け出をさせず示談の末絞れるだけ財産を絞り上げてゆく」と言った、ありうべからざる事態が極めて起こりにくい。そういうことを2001年の当時から非常に羨ましく思っていた。
 でも、ホントかどうか自信が無かったので、そこも訊いてみた。

 シブ  "Haben Alle Autofahrern in Österreich dieses Unfallsberichtsformular im Wagen?"
 この「事故報告書」はオーストリアのドライバーはみんな持っているんですか?

 ザビーネ"Ja. nicht nur in Österreich, auch in Europas haben alle Autofahrern dieses Formular."
 オーストリアだけじゃなくって、ヨーロッパ共通よ。


 確かに、2001年にドイツADACで見たのと内容が全く同じである。
 全く同じフォーマットが、ヨーロッパ全域で使用されていることが判った。
 裏面には、Copyright CEA 2001 とある。"CEA"は、「欧州保険委員会」Comite Europeen des Assurances のこと(らしい)。ADAC版は1999年制作、とあるので、こちらをモデルにヨーロッパ中に展開されたと想像することもできるが、ホントのところは分からない。

 長くなるけど、ついでにウイーンの街中で見た「自動車」に関する写真を掲載したい。

 
街中のパトロールカー
 
後ろ姿 Sechskrügelgasseにて
 
女性の警官? 前面撮影できず。駐車違反の摘発やろか

 次週は、いよいよウイーンの旧市街、"Ring"の中に入っていきます。




(澁谷 光基)(渋谷 光基)

「はじめてのウイーン」次回は、第6回「楽譜探しはここへ行け!ドップリンガー書店」
 5月22日(木)更新予定 → 研修のため5月29日(木)に一週間延ばします。すビバせんm(__)m
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