はじめてのベルリン⑧ シューベルト6番ミサ Messe Es-Dur D950 Franz Schubert

 先に結論を書こう。この演奏、最もエクスタシーを感じたのは、「合唱が休みの、間奏の部分」だった。
 音楽の魅力を文章で語ることほど無粋なものは無いと思うので、そこの楽譜を書いてみる。曲というものは全体を聴くものなのでこのような言い方はナンセンスなのだが、そう感じたものは仕方が無い。
 "Benedictus"の間奏(動画2分あたり)=Klavierauszug.
 
53小節は52小節の間違い(>_<)


 この曲が好きになった理由は、メロディがソプラノに偏っていないこと。
 ことごとくメロディアスである。
 例えばGloriaの最後の方には、第1バイオリンの旋律

 
B-Dur、ラーーソ#ラシラソ#ラシドシラ

はAltoに割り当てられている。4つないしは8つのパートを諳んじるのが、とても楽しかった。何とも滑稽な事に、今でもほとんど覚えている。歌いたいなあ。


 合唱は予想通りだった。言い換えれば、期待を上回らなかった。
 理由は人数である。ほぼ30人だった。
 30人が少ないというより、楽器の演奏者が同じぐらいの人数いるのだ。それから、ソリストがいる。
 さらに、その配置。
 僕の座席の目の前にソリストがいて、楽器がある。合唱はその奥にいる。これでは合唱が霞んでしまうのは止むを得ない。だいたい、客席1000ほどの室内楽ホールである。30の楽器を生で聴いたらどのような迫力が発生するかは、この4日前にウイーン・フォルクスオーパーの演奏を聴いていた経験からも、明らかだった。
 パフォーマーの腕は確かだった。満足して、フィルハーモニーを後にした。既に22時30分。雨のベルリン、日本時間では夜明け、午前5時半になろうとしていた。

 
DB本社ビル・ソニーセンター辺り

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(澁谷 光基)(渋谷 光基)

「はじめてのベルリン」次回は、第9回「PONSラテン語教室」 12月4日(木)12:00 更新予定です。
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