はじめてのNY④ ジュリアード音楽院の歌う店員

・2013.4.26(Fri),10:00(GMT-4)      




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 AAAのオフィスのある62条から北一帯は、リンカーン・センター。
 この名前を知ったのは、H.L.N.さん(Goethe-Institut Osaka時代の先輩でプロの英語通訳)に「NY行きますっ」と電子メールを打ったら、その返信文の中に記してあって、ジュリアード音楽院というのはリンカーンセンターの一部であるということがわかった。ついでに言えば「スカイ・スクレイパー」もなんのことかわからなくて、ググってみたらやっと「摩天楼」のことだと

こんなバナーで出迎えてくれる


佐渡裕さん? と 思ったけどマチガイ

 リンカーンセンターの全体図はこうなっていて、大体300[m]四方ぐらいでしょうか。広くて構内図を載せられないのでリンクを開いてください。
 僕が目指したのは「ジュリアード・ストア」。もともとは、NYでイイ楽譜屋がないかなあ…と思っていて、だったら音大生の集まるところに行くのが早いと考えたのだ。

 このやり方は12年前にKölnに行った時にたまたま思いついた。
 当時(今もやけど)好きだったブルックナーのモテット(教会音楽)集のうち"Libera me"(おいどんを救うてくれたまえ神様)だけ手元に楽譜がなかったので、それが探したくて、楽譜屋を探した。
 駅前のインフォメーションで地図をもらい、もちろん楽譜屋まで載っていないから、音楽大学のたぐいを探すと、ちゃんとケルン中央駅の北東徒歩5分ぐらいのところに、"Musikhochschule in Köln"(地図A、今はダンス科もあるようだ)が見つかったので、そこに飛び込んで、
  "Ich möchte ein Shop in Köln finden, dass es zum Beispiel Musiknoten, Musiknoten(Musiknoten以外の単語が出てこない)、Anton Bruckner... gibt"
とか何とか、希望を述べるのに2分ぐらい所要していたら、
  "A、Musikgeschäft. Es gibt "Musikhaus Tonger" 、中央駅のすぐ近くにあるぜよ"
とか返事が返ってきて、地図を念のため描いてもらって、いそいそと向かった。今はちょっと場所が変わっている(地図B)けど当時はケルン大聖堂(Dom)の真裏にあって、無事"Libera me"他の楽譜をゲット。
右上がケルン音大、左下がTonger
大きな地図で見るなんかうまく全体が入らないので適当に+-のボタンで操作して下さい


 さて、NYに話を戻すと、66条に「ジュリアードストア」はある。
 店内は決して広くない。また、楽器は確かおいていなかった。
 大阪の「ササヤ書店」の倍ぐらいの床面積で、半分が楽譜・半分がCDという感じ。
 店内を1秒ほどで一覧した後、まず店員に質問してみた。
  シブ「僕はガーシュインが好きなんやけど、ガーシュインの楽譜がないか?」
  店員「ガーシュインの何や?」
  シブ「ガーシュインのミュージカル、クレイジー・フォー・ユー」
 そしたら店員が歌いだした。
"Someone who'll(toだったかも)watch over me~♪"
 日本でもこういう店員さんは居ないわけではない。
 が、このお兄さんのは、つぶやくというような音量ではない。店内中に聞こえている。
 なので、こっちも一緒に歌ってやった。勢い余って、他の歌も歌った

 結局、2、3冊出してもらった中から、選択した楽譜がコレ↓

↑19曲+歌曲以外で$24.95

"I got rhythm", Who could ask for anything more?

 あとでレシートをチェックしたら「傘」とか、買わなくてもイイもの
 $30
まで買っていて、結局$200ぐらい散財していた。

 店を出た。リンカーンセンターは、何とかホールもあるし、何とかホールもあるし、ジュリアードスクール、何とかシアター、メトロポリタンオペラハウス、図書館…と、その気になればとても1時間程度の滞在では全貌が分からへんのやけど、何があるか、事前によく調べていかなかったので、モッタイナイ事をした。
 少しだけウロウロした。アリス・タリー・ホール。


エントランス


こちらはバック・ステージ・ドア。フォントが一部欠落している。
 Entranceの方が当然豪華なのだが、こっちは$を払えば入ることはできる。でも、舞台人が憧れるのは、こっちかもしれない。


 僕はアマチュアの単なるイチ合唱団員だった(もう7年程前にパフォーマーとしての活動は休止して、今は専らオーディエンスやけど)とは言え、演奏会などで舞台に立った事はあるから、
  舞台裏の暗さとか、静かさとか、
  コンクリート打ちっ放しの「ひやっ」とした涼しさとか、
  舞台上に照明器具や書割を吊るすバトンのさらに上方に広がるブラックホールのような高さとか、
  逆に奈落の深さとか、
  森ノ宮ピロティホールの緞帳裏面に大書されている「火の用心」の文字のコミカルさとか、
  オンステージと舞台袖の間に立ててある反響板の裏の「落書き」(最近のホールでは、旧フェスティバルホールのように海外等から来た指揮者などがサインを書き殴り残していくのでなく、「シール」を貼ることになっているらしい)
…等々が甘酸っぱい記憶として残っていて、バックサイドの方を、憧れに似た感情で見てしまう。
 もう少し、この「甘酸っぱい」感覚の説明を試みると、僕は楽屋からバックステージの暗い空間に入った後、誰かと会話をする気にならなかった。例えば、誰かから話しかけられても、ただ頷くだけで、ほとんど言葉を発したことが無かったと思う。
 なので、過去に「開演前に緊張をほぐそうとして声をかけたのに、この男は何も答えなかった」って方がもしいらっしゃったら(いたかどうか分からないのだけど)、遅まきながら謝ります。あの時僕はホールの空気に酔っ払っていました。すびばせん。


 この後、この広い構内で、トイレを探したが案内図の通りには設置されておらず少し慌てたが、メトロポリタンオペラハウスの地下に無事発見、暫時休憩。
 この段階で、まだ2日目の11:00である。
 もう第4回なのに、いつになったらこの旅行記の投稿が終わるのか、少し不安になってきた。なんか「牛歩戦術」という言葉を思い出すが、ま、のんびり行きましょ

(澁谷光基/渋谷光基/しぶやこうき)

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コメント

架け橋 #-

NYでパフォーマンス

シブさん、またおじゃまさせてもらってます!またお前かと言われてるような気がしますが。。。

やっぱり舞台に立って歌えるような人は、根性あるんでしょうね!楽器は演奏できますが、人前で歌うというのは、ちょっと。。。カラオケすらちょっとね。。。

YouTubeで探したら絶対にシブさんと店員さんのパフォーマンスがアップロードされてるように思うんですけどね~!

失礼しました、
架け橋

2013年06月19日(水) 12時06分 | URL | 編集

シブ #6o31QazA

★コメント第8号! ありがとうございます

 架け橋さん、こんばんは。そちらは、おはようございますv-246ですね。
 いつも訪ねていただき、ありがとうございます。

 いやいや、他にお客さんいなかったんですよ(多分)!
 あだち充の「みゆき」か「タッチ」か忘れましたが、いっつも鼻歌歌ってる喫茶店のマスターがいますよね。あんな感じでした。
 でも音量はニューヨークサイズでした。
 ハモれる曲だともっと楽しかったのですが、そこまでは(^-^;

 わたしもカラオケはすっごく苦手で、レパートリーがありません。
 「男ドアホウ甲子園」しか歌えない(爆

2013年06月19日(水) 20時09分 | URL | 編集


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