はじめてのNY⑦ 複々線の地下鉄 Subway with "4"-track line

・2013.4.26(Fri),19:00(GMT-4)
・2013.4.28(Sun),10:00(GMT-4)

 どこに旅行しても、あまり電車やバスなどの乗り物で困った経験がない。
 飛行機を使う場合は、乗り遅れという事態は困るので、空港に行くルートを複数考えておくぐらいのことはするけど、パリ→フランクフルト・ライン/マイン→KIXとルフトハンザ同士で乗り継いだ時、パリの離陸が遅れてフランクフルト・ライン/マインであほほど走らされた(30分ほど走った)、という経験があるぐらいである。
 しょせん「都市装置」なので、「ルールは神様とか長老だけが知っている」というようなことは無い。複雑になるほど分かりにくいのではなく、選択肢が増えるので使いやすくなることの方が多い。だから、あらかじめホームページ等でシステムや路線図をダウンロードしておけば、心配いらない。予想外のこととしては、勝手に運賃が改定される(パリのRATPなんかもう、しょっちゅう!)ことが多いぐらいである。
 NYで言えば、MTAのバス路線図を、マンハッタン・クイーンズ・ブロンクス・ブルックリンに分けて印刷しておくぐらいのことをしておく。地下鉄ぐらいならガイドブック付属の地図で十分である。
 これは日本国内でも一緒。だから、例えば横浜に行く時は、バスの路線図だけダウンロードして、A3サイズ6枚ぐらいに分けて印刷しておく(もっとも全部使わないけど)。
 一番規模的に大きい横浜でこのぐらい。これ以上ややこしいところと言えば、都市間高速バスと路線バスの区別がつきにくい福岡ぐらいしか思い浮かばない。京都なんかは、洛外に出るなら話は別やけど、洛中については地図すら持たない。それで見逃した名所旧跡って結構多いのだけど。

 一方、同じ都市装置でも、パスポートなど替えがきかないものや、旅行保険・銀行口座・クレジットカードといった系統は、やや念入りに情報収集(約款を読むなり、citibankの支店に行ってドル専用のキャッシュカードを作ってもらっておく)とか準備しておかないと、「このカードは使えません」とかマシンに冷たくされたりする。

 NYでの滞在期間は7泊8日。
 なので、初日を除いた7日間はMTAのUnlimittedカード(1週間分)$31を買い、これで、「ベルモント競馬特別列車」を除き、全部賄えた。
 $31のうち$1は「カード発行料」という位置づけの様で、ならばJFK→Jamaicaのエアトレインに乗る時に買ったチケット(これも$5+$1取られる)も同じ形で同じデザインのカードだから、これを流用すれは$1節約できるのかもと思ったりしたが、その辺のことはよく分からなかった。

 ここの地下鉄にダイナミズムを感じるのは、やはり急行があること。
 それも、複々線なのでストレスが少ない。スピード自体は遅いけど、関西で言えば京阪電車の急行に乗っているような優越感が味わえる。

外側が各停、内側が急行。

 あるいは、完全な片道2車線になっておらず、「往復で3車線」というのもある。
 こんなの。

J線。Marcy Av.以東が、3線区間。

 J線は空港への帰りに、Jamaicaに向かうために乗った。
 昼間は急行がないので、少し時間がかかったけど、時間はあほほど余裕があったので地下鉄の旅を楽しんだ。途中にホームの狭い駅があって、阪神電車の御影のようだと思った。


 地下鉄に触れたついでに、マンハッタンに2つある長距離列車の駅についても少し触れたいが、その一つ、Grand central station は東京駅と姉妹提携をしたこともあり、もともと日本(のガイドブック類)でも良く取り上げられているから、それ以上僕がレポートできることは少ない。
 4月26日(Fri)の夕刻、ブライアント・パークから、この駅まで歩いた。



 今一つこの駅の偉大さがよく分からなかったのは、全てのホームが地下にあるせいだろうか。
 調べたわけではないので推定でしかないが、煙のような香りと、見通しの悪さを感じた。
 要は、ほこりっぽいのだ。
 「暗い」と言うだけではこの雰囲気は説明できない。あるいは、「古臭い」という形容詞を持ち出すなら、旧パリ東駅の方がよっぽど古臭いが、こちらはTGV東フランス線の開業で小奇麗になってしまったようだ。
 フードコートでパスタの店がありペンネが食べたかったので注文してみたが、どうやら売り切れらしく(聞いた内容は実はよくわからない)、諦めて、一番西側にある中華料理のデリで、炒飯とワンタンスープを買って、サクッと食べて帰ろうと思った。

$7.29

 座席を確保して食べていると、一人の男性が近寄ってきた。何か言った。
 どうやら「水を買ってくれ。$1です」という内容らしかった。
 飲み物なら、店に売っているものを買えばいい話であり、言われるままに$1払うことなど無いと思ったから、追い返した。
 すると、5分ぐらい経って、もう一人来た。今度は女性。
 どうやら、「$1恵んでくれ」という内容らしかった。
 "I can't understand you."と言って拒否した。
 駅というところはこういうところであるらしい。なにも、ここがNYだから、とはいえない。30年ほど前に、地下鉄の梅田駅でも「百円恵んで」と言われたことがあるから、ある意味日本も一緒であり、あとは率の問題でしかない。


 その2日後、ヤンキースタジアムに行くのに、ここからメトロノース鉄道に乗るという選択肢もあった。これに乗ると92条以北は地上を走る。それで、電車からマンハッタン北部の風景を見るのも悪くないと少し考えたんやけど、結局選んだのは地下鉄D線。
 理由は運賃である。メトロノースって、ちょっと乗るだけやのに、$5も取るんやから。
 Unlimitedのmetrocard使えば追加料金要らんし。
 10年ぐらい前なら、わざわざ1時間に1本しか走ってへん列車をセレクトをしたような気もするけど、今はそうではない。好奇心が衰えたのかな。

 D線は急行の名にふさわしく、59条コロンバスサークルの次は125条までぶっ飛ばす

135条までの●印は通過。

 行きは良かったんやけど、野球が終わって帰りもD線に乗ったら、乗る方向を間違えたらしい。
 次の駅の駅名を見たら、「○条」の数字が増えていたので、どうも逆らしいと気づいたので、慌てて降りて、いっぺん地上に出て、逆方向の電車に乗り直した。そしたら、また数字が増えていたので、また間違えたと慌てて降りて、また改札を出て、逆方向の電車に乗り直した。こういうところがUnlimitedの有難さである。シングルライドだったら、一回乗り間違えるたびに$2.5で、財布より神経の方が先にダメージを受けそうだ。NYの物価は安くない。
 

 34条駅。最初に断わっとくけど、私はこういう趣味はない。それにしても、誰か気づかなかったのでしょうか:-)


(澁谷光基/渋谷光基/しぶやこうき)

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 次回は、「ヤンキースタジアムでの不覚」7月11日(木)0:00投稿予定です。
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